「量子力学の100年」(青土社)読了

19 3月

 宇宙物理学者として高名であるが、若い頃からの思いいいれが量子力学にあった佐藤文隆さんの著作。
  20世紀の原子物理学を中心とする「存在論」優位から、量子情報科学の出現による21世紀の「認識論」への急傾斜を概観している。
  プランクによるマッハ批判、アインシュタインの微妙な立ち位置など鋭い指摘に誘われて、一挙に読んでしまった。

ただし、量子情報理論において、認識の主体は人間ではないし、ましてや「我」ではない。ロボットでもよい。

第61回我孫子サイエンスカフェ(オンライン)

15 3月


4月14日(日)13:00から100分
の案内が、「地域新聞」に掲載されました。
 視聴(無料)をお申し込みの方は、当カフェHP
http://abikoscience.web.fc2.com/

東工大の『コモンズ』第3号に随筆「遊とあそび」を寄稿しました

14 2月

「コモンズ」は東工大文系教員による公開の紀要です。
今回は「あそび」がテーマです。

Commons Vol.3(2024年2月発行)


少し前から、主題を次々に展開していく音楽のような随筆を試みています。絵も掲載させていただきました。

気象台記念公園の松が枯れました

13 2月

  いつも散歩の時に愛用していたベンチのところの松が松枯れ病になり切り倒されてしまいました。とても残念です。

シェルティ(シェットランド・シープドッグ)の「ムーたん」です。

28 1月


絵画教室のテーブルの下にいつも寝そべっています。今まで静物画を描いていましたが動物に挑戦しました。

「あわんとり」に参加しました

14 1月

他の地方では「どんと焼き」などと呼ばれます。我孫子地方では竹の周りに、利根川の川原に半もする葦を刈り取り積み上げて火をつけます。数分で一挙に燃え上がり、その間に、参列者は今年の無病息災を祈ります。子どもたちが大勢来て、雑煮が振る舞われました。

一年の計は元旦にあり

31 12月

 今年は東工大での講義ノート「量子と情報」を出版する予定です。

 我孫子サイエンスカフェはオンラインで続けていきます。次回は1月21日で、最近話題の「核融合」についてです。

 水彩画の方は犬の「ムーたん」を完成させます。定年の時にいただいたWinsor and Newtonの絵の具を未だ使っています。

  3月の講演の準備と6月号の雑誌の原稿の推敲があり、今年度の予定はできています。両方とも「弱値」が主題です。
  来年度は暖かくなってから、外に飛び出そうと思いますが、具体的なプランはこれからです。
 現在、歴史の転換点に来ていると感じているので、社会問題と関わりながらよく見ていこうと思います。

シオニズムに反対するユダヤ人たち

26 12月

昨日のNHKニュースで、ガザ人道問題が解説されていました。
世論調査によると80%のイスラエル国民が、ハマスを根絶するためにガザで民間人の犠牲が出てもやむを得ないと考えていると知り戦慄を覚えました。
 しかし、ごく少数ですが、イスラエルによるガザ攻撃を支持せず即時停戦を呼びかける運動をしているユダヤ人が紹介されていて、救われる思いがしました。
 それで調べてみると、ナートレ・カルタと言う名の「超正統派中の超正統派」のことを知りました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%BC%EF%BC%9D%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC
  聖書の厳密な解釈により、救世主が現れる前に勝手に建国したイスラエル国家を解体して、パレスチナ人に土地を返せと主張しています。イスラエルのガザ攻撃については十戒に基づいて猛反対していて、ロンドンなどでデモなど直接行動をしています。

  

\hbarのつかない量子力学を思考実験した巨人たち

15 12月

理科学特集「重力と量子力学」に解説記事が載りました。
231215_1646_001

我孫子サイエンスカフェ@ZOOM : 2024年1月21日(日)<オンライン>(無料)

20 11月

第60回 テーマ:民間セクターによる核融合開発の動向と日本の取り組み
講師: 浅井 朋彦
日本大学理工学部物理学科 教授

浅井先生は我孫子市民です

ご案内と視聴申し込みは

http://abikoscience.web.fc2.com/index.html