「母語で学び、考える科学」白川英樹博士の講演 

22 4月

昨日ノ ーベル化学賞受賞者の白川さんのお話を聞いた。

言葉はコミュニーケーションの手段であると同時に思考の手段でもある。人は深く考えるときには母語で考える。日本は、母国語で科学を学ぶことのできる数少ない国の1つであると言う。そのことが、アジアの国の中でノーベル自然科学賞の受賞者が多い理由なのかもしれないと仰る。一方、英語教育が強調されNHKにも怪しげな日本語がまかり通る昨今、国語の教育の重要性を強調されていた。

強く共感して、今年度の東工大でのALP討論授業のタイトルを「科学技術と言語」としました。開講時にはブログに詳細をアップします。

劇団「東家(あづまけ)」旗揚げ公演

16 4月

我孫子市布佐に劇団「東家」が結成されました。

近隣センター「布佐の風」で、旗揚げ公演を観て来ました。県立我孫子東高校演劇部のOG,OBたちの劇団です。名前は、高校の「東」と「家」族からとったそうです。演目は「都会のカラスは大きい」と「プログレス」でした。

「都会のカラスは大きい」は、警察に追われるテロリストと言葉が出ない都会の少女との偽りの交換日記を廻る話。

「プログレス」は仕事が覚えられなく上司から叱られてばかりいる青年といじめが原因で不登校になった女子中学生の公園での会話が中心です。

社会という大きなものに関わりはじめた若い人たちの、不安と笑いの混じった、丁寧な対話劇でした。今後が楽しみです。

新木の山羊

14 4月

最近、越してきた一家が山羊をペットにしていて近所の評判になっています。子供たちは散歩している山羊に大喜びです。

意外にも雄山羊です。乳を出さないので処分される運命だったのを救われたそうです。お手もお座りもできるそうです。

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5年目を迎えた我孫子サイエンスカフェ

11 4月

早いもので、我孫子サイエンスカフェも5年目に入り地元の新聞にも取り上げられました。物理学会誌の5月号のコーナー「ラ・トッカータ」にも記事が掲載の予定です。

今では、毎回30名程の参加があり、リピーターも増えて活発な科学対話がお茶の時間も含めて繰り広げられています。

6月は野田自然共生ファームまでバスをしたてて「田んぼ発電」見学です。8月は「南極に落ちた隕石」のお話です。

東工大の桜

6 4月

今年は、入学式と桜が重なりました。

いつもながら見事でした。大岡山商店街のレストランは新入生と父兄で満席でした。

教育学者:細谷俊夫と文科省天下り問題

7 2月

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平成17年に伯父の細谷俊夫が高齢で亡くなり、池袋の祥雲寺で行われた葬儀に親族として列席した。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%B0%E8%B0%B7%E4%BF%8A%E5%A4%AB

伯父は、東大教育学部教授として多くの弟子を文部科学省に送り、一般列席者にもその関係者が多かったが、皆白髪のOBたちであった。

今でも憶えているが、異様だったのは焼香の時だった。一人ひとり遺影の前で、スピーチをしたのである。その殆どは、懺悔と受け取れるものであった。

「日本の教育を良くしようと文部省に入省して、後輩を指導して来たつもりだったが、教育の理念を忘れ出世ばかり気にする志の低い者たちばかり居る惨状を目の当たりにすると、あの世で先生に合わせる顔がない。」

私は、東工大理学部長の任期を終えたばかりで、アポイントメントをすっぽかした当時の課長などを思い出していた。

しかし、最近の「文科省天下り問題」のニュースを見るにつけ、事態ははるかに深刻であると再認識した。答弁の元事務次官のはぐらかし答弁を聞くにつけても、誤魔化しが文科省の文化になっていると、自分自身の体験と伯父の葬式の追憶からも痛感した。

テクニカルエラーに関してはすぐ認めて「万死に値する」など大げさに謝罪する。その一方で、天下りが「文科省と大学の間にある贈収賄関係」の収賄に当たるという本質には触れたがらない。

伯父の言葉で憶えているのは「教育は実践しかない」である。教育実践のない役人に目標は醜い。

 

一年の計は元旦にあり

31 12月

私にとって2017年は退職後5年、70歳という節目の年です。アカデミックな活動とともに我孫子の地に足を置いた社会活動(子供の見守り、学校評議員、サイエンスカフェ、自然エネルギ−の推進)も続行します。

研究の方は、昨年末の「特異点研究会@立教大学」で発表した「情報論的相対論」で突っ走るつもりです。常日頃、認識論的物理学を標榜し量子情報分野に向かった時に相対論の同僚たちに” I shall return”と言ったことを実行します(最近の若い人ひとはD.マッカーサーのこの言葉を知らないかも知れませんが…..笑)。広く世に問いたいので、ヨーロッパでも発表することも考えています。

一方、対話型授業については、ようやく勘所が掴めて来ました。放送大学面接授業「量子力学の考え方」では「楽しくためになった」と、とても良い手応えがありました。東工大での「統計力学」と「量子情報」の講義もより対話型にして行くつもりです。放送大学の面接授業は量子力学から相対論に戻ります。4月からのALP討論授業も「母国語で科学する意義」とシャープなタイトルで行うつもりです。そして、それを反映した本を2冊執筆する約束を本屋さんとしています。

一般講演も、2月に羽村市で「虹」、3月には駒場時代の同窓会で「量子情報」の話をします。9月の科学哲学研究会(@北大)では、認識論的相対論にしようか認識論的量子論にしようか迷っています。

「抒情文芸」に毎号詩、短歌、俳句を投稿し続けます。詩については選者のアドバイスを受け入れてフィナーレをさらりとしようと思います。毎月の「大岡山夕食会」を通じて、日本の近代史の再構築に向けて文献の読み込みを進めます。それなしには、日本の将来を考える事はできませんから、

アインシュタインの時計合わせに情報論を取り込む

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