5月26日(土)に「科学と仏教の接点」というレクチャーシリーズの一つとして、佐々木閑さんと掛け合いで講演を致しました。私の方は、朝永振一郎の「光子の裁判」の再審という筋立てで話しをしました。光子さんが、どちらの窓から部屋の中に侵入したが問題の核心です。
標準的な量子力学では、どちらの窓を通ったか分かるようなら干渉縞はできないというものです。どちらの窓を通ったかを射影測定すれば、確かにその通りなのです。しかし、アハロノフさんの弱測定によれば干渉縞がありながらどちらの窓を通ったか分かります。多分、光子さんは再審で敗訴するでしょう。2重マッハツエンダー干渉計のモデルで、数式を使わないで例示したつもりです。
そのPDFファイルは以下のところに置きました。
https://akiobongo.files.wordpress.com
/2012/05/e4bb8fe69599e381a8e7a791e5ada6efbc92.pdf
この写真は、」日経サイエンスの古田彩さんが撮影したものです。ご好意に感謝します。