New joint result of BICEP2/Keck Array/Planck are released.
http://new.bicepkeck.org
The BICEP2 discovery was killed.
南極にある電波望遠鏡BICEP2が宇宙背景放射の偏光の揺らぎ(Bモード)を観測した。これはインフレーション宇宙論の直接的な証拠であるところの始源的重力波の存在を意味する。
BICEP2 Discovers First Direct Evidence of Inflation and Primordial Gravitational Waves | Caltech
宇宙の急膨張が、重力場の量子揺らぎ増幅し、宇宙背景放射面の温度の角度分布に4重極の揺らぎを与える。そのような場合、面内の電子の運動にも異方性が生じ、光の散乱が偏光に依存する。そのために宇宙背景放射の偏光に揺らぎ4重極の揺らぎが生じる。
http://arxiv.org/pdf/astro-ph/9706147.pdf?origin=publication_detail
Bモードの揺らぎはインフレーション宇宙モデルによらないもので、その大きさからインフレーション率が原理的に決まる。
2015年2月2日、この観測結果は間違いであることが判明した。したがって、インフレーション宇宙モデルの検証は当座お預けになった。
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