物理と認識

18 4月

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                   E (x)   B(x)

「数理科学」5月号で「物理と認識」という特集を編纂し、その巻頭言で以下のような事を書きました。

http://www.saiensu.co.jp/preview/2016-4910054690569/index.htm

ロンドンの中心街にある王立研究所を訪問すると電磁気学の祖であるマイケル・ファラディが使ったコイルなどの実験道具とともに実験ノートが展示されています。数式はなく、かわりに電気力線と磁力線が書き込まれた図ばかりです。

電気力線は電荷を置いたとき、それに働く力を矢印で表しつないでできる操作的に定義された曲線です。マクスウェルは電気力(磁力)線の背後にある電(磁)場という実在を想定し、それを数式で表しました。

後世のローレンツが明確にしたように、それは電磁場中の荷電粒子の運動を記述するローレンツ力の式と電磁場自体の力学をあたえる4本のマクスウェルの方程式に整理されます。マクスウェルの電磁気学は理論構成が演繹的であると同時に存在論的で、電磁場は粒子と同様に実在です。そうしてみるとファラディの力線は認識論的です

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