初日の10日は、大学における授業の英語化の是非を討論しました。
白川先生の記事とミラノ工科大学で2003年に起きたこの問題をめぐる裁判沙汰を討論のきっかけとしました。
ALPテーマ提示
2日目の17日は、各自のレポートの発表と政策提言としました。
レポートの内容から、研究分野によって英語の必要性の事情が多いに異なることを再認識しました。建築学の場合は、耐震性を重視する日本建築の特殊性があり、むしろ日本語で国際的にも通用している。他方、バイオ関係は学生の就職先に外資系が多く、英語は必須である。
留学生3名(中国、韓国、インドネシア)が議論の幅を広げました。中国の学生は母語で科学を考え、韓国・インドネシアは母語と英語の混在でも考えられるようです。
この多様性を考えると、少なくと一律の英語化は誤りであり、選択の自由度のあるやり方に移行する必要があると私は考えました。
23名が受講しました。
。
日時:
第1回:5月10日(水) 5-10限 13:20~18:00
考える手段としての言語
第2回:5月17日(水)5-10限 13:20~18:00
伝える手段としての言語
教室:大岡山南5号館S515(アクティブラーニング用)
各自PCを持ち込んでください。
授業の進め方:科学と母国語2017(1)科学と母国語2017(2)
事前に読む:白川2
参考:英語で授業斎藤
連絡:イノベーション人材養成機構 本橋さん
コメントを残す