住宅街のパン屋さん再開

16 10月

しばらくお休みしていた近所のパン屋さんが再開したので、早速出かけて美味しい菓子パンを買ってきました。まだ、月一ですが楽しみです。

詩歌集「旗振りおじさん」に収めた詩です。

 

住宅街のパン屋さん

 角の自宅に開店した

街の小さなパン屋さん

お腹にやさしい自家酵母の食パンと

桜アンパン、クリームパン、メロンパンといろいろ

ブールは田舎風

フランスパンは短め、この辺は独り者の老人が多いので

遠くからパン好きが

手作りの買い物袋をぶら下げてやって来て

入り口に立てかけてある

色チョークで書かれたメニューを見る

 花壇の中の小道をたどり

メダカのいる水槽を見ながら

引き戸を開けると

エプロン姿のよく似合うお嬢さんが、にっこり笑い

「いらっしゃいませ」と、

明るいガラスのパンケースの向こうに立つ

隣の部屋のパン焼き器から

微かに香ばしいものが漂う

そこにトイプードルを連れたお婆さんがやってきて

順番を待つ

 お母様がお手伝いをしていて

店の中は向日葵が2つ咲いたようだ

そうそう、お庭はお母様の丹精のおかげ

春風に揺れる紫木蓮とその下の水仙

夏の陽に元気に咲く蝦夷菊とかきつばた

秋は金木犀の香りに麦が輝く

でも今は冬

庭はきれに片付けられてメダカもいない

 サンタさんとトナカイをあしらった新メニュー

私は、シュトーレンを買い求める

夜更けに薄くスライスして

暖かい居間で紅茶を飲みながら

ショパンを聴くために

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