そうですか、暗さには慣れてますか  ある哲学教授のことば

21 5月

5月15日の「折々のことば」 

旧制五高時代、哲学の教授が学校を去ると知った学生たちが、最終講義の続きを聴こうと自宅に押しかけた。夜半、辞去する際に教授に「暗いから気をつけて」と声をかけられ、「大丈夫です。暗いのには慣れていますから」と答えたが、その時教授がこう呟(つぶや)くのを学生の一人は聞き逃さなかった。それぞれが背負うものを思いやってか。思想史家・徳永恂(まこと)の「異郷こそ故郷」から。(鷲田清一

 

これは私の父(細谷貞雄)のことです。上の写真で、猫を抱いています。

左端が徳永さんです。

お弟子さんの徳永恂さんの本「異境こそ故郷」からの引用で、旧制五校を去る時の哲学の教授の言葉、と言っています。徳永さんは東大経由で父が奉職した北大にいきました。戦争が終わり明るい時代の到来を予感した言葉と理解しています。

日露戦争の後に(五校出身という想定の)三四郎が、上京して広田先生に会い「これから日本は発展するでしょう」と言うと、広田先生が言下に「いや、滅びるね」と言った台詞を思い出します。

折々のことば

 

 

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